アーモンドに抗酸化物質
アーモンドの皮に含まれるフラボノイドがビタミンE、Cとの相乗効果で老化を遅らせ抗酸化パワーを高める、との研究成果が東京都内で開かれたセミナー(カリフォルニア・アーモンド協会主催)で紹介された。
報告したのは米タフツ大のジェフリー・ブラムバーグ教授。加齢における健康維持と疾患予防に抗酸化物質が果たす役割などを研究している。
ブラムバーグ教授は「年を取るにつれて脂質やDNA、タンパク質の酸化が進み、老化していく」と説明。この速度を緩め、慢性病を防ぐためにアーモンド摂取が有効という。抗酸化酵素を活性化して増加させ、心臓の健康を促進。喫煙によるDNA損傷も軽減するとしている。
カリフォルニア・アーモンド協会は「手のひら一杯分約28グラム(約23粒)で、日本の成人女性が一日に必要なビタミンE摂取目安量をまかなえる」と説明する。
(asahi.com 2009年10月27日)
アーモンド23個も食べれるのかどうかの問題があるが、さまざまな食品から、さまざまな抗酸化物質を摂りたいものである。ここではどんな抗酸化物質があるのか調べたい。
抗酸化物質とは何か?
抗酸化物質は、酸化防止剤として用いられる。酸化を抑える物質のことである。
食物の中にもとから入っているものもあれば、食品添加物として食品に混ぜるものもある。BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、エリソルビン酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、は後者で合成酸化防止剤と呼ばれる。
BHTは、シリアルやチューイングガム、また油脂を多く含む食品、例えばポテトチップやショートニングに添加される。BHAは、ペットフードに使用される酸化防止剤である。エリソルビン酸ナトリウムは、ホットドッグやビーフスティックのような肉製品、ソフトドリンクに使われる。
亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)は、ドライフルーツの退色を防いだり、肉類を保存する際の防腐剤として用いられる。また、チオ硫酸ナトリウムと同様に単体ハロゲンをハロゲン化水素に変換する性質を持ち、写真の作成やプールの塩素濃度を減少させるのに使われる。
環境汚染物質SOX
SOXとして、環境汚染物質のひとつにあげられる二酸化硫黄には、抗菌作用があるため、食品添加物としてアルコール飲料やドライフルーツの保存料、漂白剤、酸化防止剤に使われている。
腐敗を防ぐためというより、見た目を保つために用いられることが多い。ドライフルーツは独特の風味を持つが、二酸化硫黄もその一因となっている。ワイン製造にも重要な役割を果たしており、ワイン中にもppm単位で存在している。抗菌剤や酸化防止剤の役割を果たし、雑菌の繁殖や酸化を防ぎ、酸性度を一定に保つ手助けをしている。
二酸化硫黄は還元剤としても用いられる。水の存在下で還元的な脱色作用を示すため、紙や衣服などの漂白剤として用いられる。しかし空気中の酸素により再酸化が起こるため、この漂白作用は長くは続かない。新聞紙が黄色く変色するのはこのためである。
天然素材
天然食品に含まれる抗酸化物質には、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(トコフェロール)、コーヒー豆抽出物(クロロゲン酸)、緑茶抽出物(カテキン)、ローズマリー抽出物などが挙げられる。
これらの物質は酸化を防ぐ事ができる栄養素である。活性酸素の働きにより私たちの体内のたんぱく質、脂質、DNAなどを酸化させてしまう。つまり、活性酸素をほったらかしにしておくと体長が悪くなる。抗酸化物質は活性酸素を除去する働きがある。
植物は、日光を吸収して成長している。それは光合成を行うためですが、その分紫外線の攻撃にもさらされている。そのため、植物たちには活性酸素から身を守る化学物質が多く含まれている。
もちろん、私たちの体の中にはもとから活性酸素に対抗する抗酸化酵素持っているが、植物等から得られる抗酸化物質はそれらの酵素の働きを活性化する効果がある。
天然・抗酸化物質一覧
ポリフェノール、非フラボノイド類(アントシアニン、カテキン、クルクミン、フェルラ酸、ショウガオール、カカオマスポリフェノール、クロロゲン酸、フラボノイド類、イソフラボン、ルチン、カロテノイド、カロテン類、αカロテン、リコピン)キサントフィル類(カプサイシン、ルテイン、フコキサンチン)、セサミン、大豆サポニン、アリシン(硫化アリル)。
参考HP Wikipedia「抗酸化物質」・栄養管理.com
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