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海洋王国「日本」
日本は南北に長く、北は北海道から、南は沖縄まで6852の島(本土5島+6847離島)から成る島国である。アジア・東アジアの中でも特に東方にあり、ユーラシアの東端にあたるため、欧米から極東・東洋などとも呼ばれる。全体的に弓形状であり、全面積は約37.8万km²(日本の実効支配領域に限る)で世界第61位である。国土の約70%が山岳地帯であり、約67%の森林率である。
太平洋の北西部にある領土は、本州・北海道・九州・四国などから成る日本列島を中心に、南に延びる伊豆・小笠原諸島、南西に延びる南西諸島(沖縄本島など)、及び北東に位置する千島列島に含まれる北方地域(北方領土)など、離島を多く含み、全体として列島#弧状列島を形成する。
周囲を太平洋、日本海、東シナ海、フィリピン海、オホーツク海などの海洋に囲まれる。本州と四国との間の海は、瀬戸内海と呼ばれる。地上の国境線が無く、ロシア、北朝鮮、台湾、韓国、中国、フィリピン、アメリカと排他的経済水域が接している。また、南方にパラオ共和国、小笠原諸島の延長線上にミクロネシア連邦があり、太平洋を挟んでアメリカ大陸がある。沖合を暖流の黒潮、対馬海流、寒流の親潮、リマン海流が流れる。
現在、ロシアとの間に北方領土問題(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)、韓国との間に竹島の領有問題がある。その他、近年になって尖閣諸島の近海に地下資源が発見されて以降、中国や台湾が尖閣諸島の領有権を主張している。現在の実効支配で言えば、北方領土がロシア、竹島が韓国、尖閣諸島が日本、となっている。
近海に海洋生物の14.6%
このように四方を変化に富む、海に囲まれた日本であるが、そこに住む海洋生物はどうだろううか?
国内約50人の研究者により、調査したところ、日本近海は、世界の海にすむ生物のうち14.6%の種が分布する種の宝庫であることが分かった。バクテリアから哺乳(ほにゅう)類まで計3万3629種が確認できたという。
国際調査の一環で、世界の海では約23万種が確認された。種数はオーストラリア近海をやや上回り、比較した25海域では1位だった。
調査では、日本の排他的経済水域(EEZ)内で発見された生物を洗い出した。種数が最多だったのはイカや貝などの軟体動物で8658種(全体の26%)で、エビやカニの節足動物が6393種(19%)で続いた。
日本のEEZ内の海の容積は全海洋の0.9%。そこで世界最多の多様性があったことについて、事務局を務めた海洋研究開発機構の藤倉克則主任研究員は「複雑な海底地形に加え、南北に広く様々な気候条件があるなど、多様な環境があるためだろう」と説明する。8月2日付の米科学誌「プロスワン」の電子版に発表された。(asahi.com 2010年8月3日)
日本海の深部で酸欠
一方で、心配なできごとも予測されている。国立環境研究所や海洋研究開発機構のチームの分析によると、日本海の深海域が将来、無酸素状態になる可能性があることが分かった。
本来冬季に冷たく重くなり、深海に酸素をもたらす「表層水」が、冬の海水温上昇で十分冷やされず、重くならずに深い部分まで達しなくなる恐れがある。温暖化が現在のペースで進めば、100年後には日本海の海底付近が無酸素状態の「死の海」になる可能性もあるとして、チームは詳細な調査に乗り出した。
外洋では、南極や北極圏など高緯度地域で冷やされた表層水が沈み込み、水深2500メートル以下の「底層水」と入れ替わっている。2000年もかかるゆっくりした循環だ。日本海では、ロシアのウラジオストク沖やサハリン沖で冷やされた表層水が沈み込むが、対馬海峡や宗谷海峡などによって半ば閉鎖されているために、その循環スピードは約100年と速い。
チームは、日本海は外洋より温暖化の影響が早く表れると予測し、日露の研究機関が1920年代から蓄積している観測データを調べた。その結果、1950~1960年代以降、底層水の酸素濃度が減り続けていることが分かった。
温暖化でなぜ死の海に?
現在の酸素濃度は海水1キロあたり6.7ミリグラムで、1950年代から約2割減少。底層水中のプランクトンが酸素を消費する一方、表層水の沈み込みが不十分で、酸素供給が追いついていないと推測した。
日本海の海水温は、過去100年間で1.3~1.7度上昇。このペースで温暖化が進めば、日本海の循環が停滞し、約100年後には無酸素状態になるとチームは予測している。今年度から3年間かけ、新潟県佐渡沖など日本海の4海域で、海面から底層水までの酸素濃度、海水温、海流を調べる。国環研の荒巻能史(たかふみ)・地球環境研究センター研究員は「無酸素化のメカニズムを解明し、生態系への影響などの研究につなげたい」と話す。
三重大の谷村篤教授(海洋生態学)によると、底層水の酸欠が進むと酸素を必要とするバクテリアや動物が死に、有機物が分解されないまま堆積(たいせき)する。やがて死骸(しがい)から硫化水素が発生し「死の海」となる。
「死の海」の海水が浮上すれば生態系に壊滅的な打撃が予想されるほか、食物連鎖が変化して、多様な魚類の分布への影響も避けられないという。谷村教授は「海中の植物が光合成で吸収する二酸化炭素が急減し、温暖化が加速する恐れもある」と警告する。(毎日新聞 2010年9月14日)
参考HP Wikipedia「日本」「日本海」 ・JAMSTEC「日本近海は生物多様性のホットスポット」
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